2013年3月1日掲載
2013年3月1日掲載

多様な旅の形が、大切な思い出を作ります。


「旅館澤の屋」の家族向けの客室

 澤の屋の宿泊客の割合は、平成22年(2010)は外国人客90%、日本人客10%、平成23年(2011)は外国人客77%に日本人客23%、これまでの海外からの宿泊客は100ヶ国に及ぶとの事でした。外国人客は、その90%がFIT(Foreign Individual Tourist)、つまりは個人旅行客であり、その中でも欧米からの旅行客が70%余を占めていて、比較的長期間滞在をして、各地を巡る方が多いという事でした。ご主人のお話では、旅行客は旅が目的で宿は手段であり、民宿、家族旅館、ビジネスホテル、観光旅館、ホテル等と多様な形での宿泊を楽しめれば良いとの事でした。また、旅の思い出として残るものは、豪華な宿や料理よりも、その国やその地域の人々とのふれ合いや親切だというお話から、日本のもてなしの精神がうかがえました。

浴場の入口にも、スリッパを脱いで入って下さいと、日本語、英語の手書きの札が立て掛けられています。
訪れた外国人の旅行客が家族で入浴する事ができるように改装し、工夫された浴場。
各地を旅行している個人の旅行客や長期滞在の旅行客には、洗濯機と乾燥機が好評です。
 
こちらもお客さんに人気の五右衛門風呂
宿泊客の要望で設けたアイロンも好評です。
三階建ての建物の屋上には、物干し台が設置されていました。屋上からは、谷中、そして千駄木界隈の風景が眺望できます。