2010年11月1日掲載
2010年11月1日掲載

新たなアイディアが次々と結実して、見事な形になっています。


東京藝術大学と台東区、隅田区は、「GTS(藝大・台東・隅田)観光アートプロジェクト」と題して、東京スカイツリーから浅草までの地域を芸術によって結ぶプロジェクトを実施しています。平成22年度は、展覧会や演奏会に加えて、地域住民参加のワークショップやビューポイントに教員や学生の作品を設置しました。
 

 
Q:他の芸術大学との交流は、どのようになっていますか。

宮田: 日本国内では、様々な芸術系大学とのコラボレーションを充実させていきたいと考えています。その試みのひとつとして昨年12月、美術学部大石膏室において「文化庁長官と芸術系大学シンポジウム」を開催し、近藤誠一文化庁長官をはじめ29校の芸術系大学の学長や教員の方々に参加いただき、文化芸術の振興を通じた国力の強化に向けて、芸術系大学が果たす役割とその可能性について、意見交換や提言を行いました。海外の芸術系大学との交流については、東アジアから西洋へ文化芸術を発信することを目標に、各国の芸術系大学と交流を深めていきたいと考えています。また、留学生への対応としては、本学に来た留学生を他の芸術系大学に留学させることを行っています。東京から京都へ、京都から東京へというように。日本のことを好きになってもらって、第二の母国となって欲しいと思っています。
 


美術学部内の正木記念館に隣り合って、瀟洒なオープンカフェと藝大の教員や学生の作品や著書等が置かれたアートショップ「藝大アートプラザ」があります。また東京藝術大学大学美術館内には、学生の憩いの場である大浦食堂をはじめミュージアムショップやホテルオークラが経営するミュージアムカフェもあります。

 

 

藝大アートプラザでは、宮田亮平学長デザインの「シュプリンゲン・ネクタイ」も販売されています。

東京藝術大学と台東区、隅田区は、「GTS(藝大・台東・隅田)観光アートプロジェクト」と題して、東京スカイツリーから浅草までの地域を芸術によって結ぶプロジェクトを実施しています。平成22年度は、展覧会や演奏会に加えて、地域住民参加のワークショップやビューポイントに教員や学生の作品を設置しました。