

レンガ棟の窓には、明治時代の創建当時のままの硝子(ガラス)が残されてます。少し凹凸のある明治時代の硝子を通して、柔らかな光が射し込んでいます。
旧館(レンガ棟)は3階から成り、3階にホール、「本のミュージアム」があります。2階には「調べものの部屋」、「児童書ギャラリー」があります。児童書ギャラリーには4本のオーダー(円柱)が立ち並び、壮大な空間を構成しています。そして1階には「世界を知るへや」、「子どものへや」が設けられています。(下段に続く)

児童書ギャラリーの4本のオーダー(円柱)は、鉄骨に竹を編んだ「竹小舞(たけこまい)」が巻かれ、表面は漆喰(しっくい)で仕上げられています。柱の装飾は、石膏の型に漆喰を詰め込み、硬化する前に型抜きをして貼り付ける工法が用いられています。また、天井の装飾は、左官職人が鏝(こて)で描いた鏝絵で作られています。修復時には当時と同様の方法で復元され、その技術が伝承されています。


レンガ棟の窓には、明治時代の創建当時のままの硝子(ガラス)が残されてます。少し凹凸のある明治時代の硝子を通して、柔らかな光が射し込んでいます。