懐かしい遊びは、今も変わらず輝いています。

玩具コーナーでは、昔懐かしい様々な玩具がありました。思わず手に取って遊んでいました。

懐かしいコリントゲームの複製
二階展示室の玩具コーナーについて
石井 : 皆さん来られたら遊んでいただいて良いようになっています。玩具の中にはコツが必要で、すぐにはできないものもあります。でもそれが面白かったりすると思います。たとえば、これは「すりこぎトンボ」と言って、こうやってすりこぎのようにガリガリとすると、くるくる回るんですね。これもちょっとしたコツで、なかなか回らない人もいます。(下段に続く)
石井 : こちらは「今戸(いまど)人形」です。台東区の今戸で作られていた人形です。この人形は典型的なスタイルがあり、狐は庄屋に勝って、庄屋は猟師に勝って、猟師は狐に勝つといった「三すくみ」であったり、お稲荷さんに奉納するきつねであったりといった感じです。今でも昔ながらの製法で今戸人形を作ってる方が区内にもいらっしゃいます。台東区発祥の焼き物です。(下段に続く)

すりこぎトンボ

Q : 展示されている新幹線の電車の玩具には、クレイジーキャッツのメンバーの絵が描かれていますね。
石井 : 新幹線の電車とクレイジーキャッツとは、あまり縁がないと思いますが、これはメンバーの谷啓さんのサイン入りです。これは元職員だった者が、子供の頃に実際に谷啓さんからサインをもらったものです。新幹線ひかりですから、これは本当に時代的な物ですね。東京オリンピックに間に合わせて新幹線が開通した頃、絶大な人気を誇っていたクレイジーキャッツですから。(右上段に続く)

こちらは女の子のための玩具といっていいと思いますが、人形です。手作りのものは実際に寄贈された方が幼い頃に使っていたものです。人形にも色々ありまして、紙のものもあれば、裸の人形もあります。このような人形を使った着せ替え遊びは古くから女の子の間で人気があったようです。例えば姉様人形は、頭も含めて紙のものもあれば、頭だけは別に作ってあって着物を変えるものもあります。こちらに展示しているものは新旧の着せ替え人形たちです。左手のものは少し時代がかかった昭和30年代頃のもので、こちらは市松人形です。こちらは手遊びというより飾って楽しむこともあったでしょうし、後ろにも写真がありますけども女の子が愛玩するものですね。大きさはそれぞれ大小あったんですが、市松人形というのは歌舞伎役者の佐野川市松の名前に由来すると聞いています。



玩具コーナーでは、昔懐かしい様々な玩具がありました。思わず手に取って遊んでいました。

懐かしいコリントゲームの複製