台東区長賞受賞者紹介(令和6年度)

城野聖良(室内楽専攻)

プロフィール

城野聖良(室内楽専攻)
3歳よりヴァイオリンを始める。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科入学。在学中にモーニング・コンサートにて藝大フィルハーモニー管弦楽団と共演。卒業時に同声会賞、アカンサス音楽賞を受賞。同大学大学院音楽研究科室内楽専攻に入学。第50回藝大室内楽定期演奏会に出演。小澤征爾音楽塾に参加。サントリーホール室内楽アカデミー第7期、8期フェロー。大学院卒業時に大学院アカンサス音楽賞を受賞。これまでにヴァイオリンを故板垣登喜雄、石崎俊子、石崎諒子、故若林暢、山﨑貴子、松原勝也の各氏に師事。
第25回日本クラシック音楽コンクール最高位、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2021 in Tokyoにて最高位、第二回杉並公会堂ベヒシュタイン室内楽コンクールにて最高位を受賞。

受賞に対するコメント

今回このような素晴らしい賞を受賞させていただけること、大変光栄です。台東区には7年間の通学路であった自然豊かな上野公園や、穏やかで桜並木が美しい谷中霊園など、たくさんの思い出の場所があります。思い返してみるとそこには多くの出会いと学びがあり、今も演奏活動をする上で励みとなっています。大学院では主にヴァイオリンソナタを研究対象として多くの作品と向き合うことで、作曲家の新たな一面に触れることができました。先生方や周りの方々の支えもあり、ここまで音楽を続けてこられたことに大変感謝いたします。そしてこれからもその恩を忘れずに、精進していきたいと思います。